調理師専門学校で未来の料理人に!夢を叶える第一歩

調理師専門学校の一年目に記録の取り方と見返し方を軽く考えて後悔した卒業生の反省

書いたつもりで役に立たなかった実習の記録の失敗例

調理師専門学校に入ったばかりのころ、実習の内容を覚えておけば十分だと考え、記録をほとんど残さなかったことを悔やむ卒業生は少なくありません。同じ料理を数か月後にもう一度作る課題が出たとき、手順も分量も思い出せず、一から学び直す羽目になったという声がよく聞かれます。

反対に、先生の言葉を一言も漏らさず書こうとして、手元の動きを見逃してしまったという失敗もよくある例として挙げられます。ノートは文字で埋まっているのに、肝心の火加減の変化や味見の時機が抜けていて、あとで読んでも料理の姿が浮かんでこなかったそうです。

字を急いで走り書きしたために、自分でも読めない記録が増えていったという後悔を語る人もいて、決して珍しい話ではありません。実習の直後は覚えているつもりでも、一週間もすれば記憶は薄れていくため、清書する手間を惜しんだことが結局は遠回りになったといいます。

失敗の多くは、記録を書くこと自体が目的になり、使う場面を想定していなかったことから生まれていたと振り返る声が目立ちます。何のために残すのかを決めずに書いた記録は、試験前や現場に出たあとに開いても、必要な情報がどこにあるのか分からないまま終わってしまいます。

読み返す時間を決めて記録を味方に変えた二年目の工夫

二年目に入ってから記録の取り方を見直し、分量と手順と気づいたことの三つの欄に分けて書くようにしたところ、見返す時間が大きく短くなったという例があります。決まった型に沿って書くと抜けている項目にすぐ気づけるため、実習中の観察そのものも丁寧になっていきました。

うまくいかなかった点を正直に書き残しておくことも、後から大きな助けになったと語られる工夫の一つとして知られています。塩を入れすぎた理由や焦がしてしまった瞬間を言葉にしておくと、次に同じ料理を作るときに注意する箇所が前もって分かり、落ち着いて臨めるようになります。

記録は書いて終わりにせず、実習の翌日と週末の二回に分けて読み返す習慣をつけると、内容が頭に定着しやすくなるといわれています。読み返すたびに気づいたことを色の違うペンで書き足していけば、ノートが少しずつ自分だけの料理の教科書へと育っていきます。

見返す時間を毎週の予定に組み込んだことで、筆記の勉強と実技の復習を同時に進められたという声も多く聞かれるところです。資格の試験に向けた準備が実習の記録とつながると、暗記に頼らずに理解しながら覚えられるため、勉強そのものが前向きなものに変わっていきます。

まとめ

記録の取り方と見返し方で後悔した経験は、書く目的を決めずに残した記録が役に立たないという、多くの人に共通する教訓を教えてくれます。型を決めて要点を絞り、失敗も含めて正直に書き残すことで、記録は実習の成果を何度でも取り出せる大切な道具になっていきます。

これから学ぶ人は、入学した最初の週から記録の型を一つ決め、読み返す日を予定表に書き込むところから始めてみるとよいでしょう。小さな積み重ねが卒業のころには大きな差となり、現場に出てからも自分の料理を見直すための頼れる手がかりとして長く役立ってくれるはずです。