調理師専門学校で未来の料理人に!夢を叶える第一歩

どんな厨房で働きたいのかという問いにじっくり向き合う調理師専門学校の日々

働く先を思い描き始める時期

学年が進んでくると、卒業したあとにどんな厨房へ立ちたいのかという問いが自然と近づいてきます。まだ何も決められないという戸惑いは、実のところ多くの人が同じように抱えているもののようです。

働く先を思い描くときは、作りたい料理の種類から考えていく人が最も多いように見受けられます。その一方で、どんな働き方をしたいのかという側から考えていく人も少しずつ増えているようです。

自分が心地よく感じる場の広さや人数をあらためて思い返してみると、手がかりが見つかることがあります。大勢で分担して進める現場と、少人数で一通りを担う現場では、日々の過ごし方が大きく変わってきます。

実習の中で楽しいと感じた工程をいくつか並べてみると、自分の傾向が意外なほどはっきり見えてきます。仕込みが好きなのか、それとも仕上げが好きなのかという違いだけでも、選び方が変わってくるものです。

選ぶための手がかりを集める

手がかりを集めるには、現場実習や先輩の話といった身近な機会を丁寧に使うことが近道になります。同じ職種であったとしても、店ごとに仕事の流れや漂う空気がまるで違っていることが分かってきます。

見学や実習の場では、そこで働いている人の表情や声のかけ合い方に目を向けておくと参考になります。技術の高さと同じくらい、自分が長く続けていける場かどうかという視点もやはり大切になってきます。

先生や進路の担当に相談してみると、自分では気づけなかった選択肢を示してもらえることがあります。迷いを言葉にして人へ伝えてみるだけでも、自分の考えの輪郭がずいぶん整っていくものだと思われます。

調理師専門学校で得られる資格や学びは、進める道を一つに狭めてしまうためのものではありません。料理に関わる仕事の幅は思っている以上に広く、進み方や選び方にもまだ十分な余地が残されているものです。

まとめ

どんな厨房で働きたいのかという問いは、そもそも一度じっくり考えれば答えが出るような種類のものではないようです。実習を重ねながら少しずつ形を変えていき、卒業のころになってようやくその輪郭が定まってくることになります。

焦って決めてしまうよりも、手がかりを地道に集めながら考え続けるほうが、納得のいく選択に近づけるようです。作りたいものと働き方という両方の側から眺めてみると、それまで見落としていた思わぬ道が浮かび上がってきます。

問いを抱えたまま手を動かし続けるという日々そのものが、選ぶための力を静かに育ててくれているのだと思われます。答えを急がずに丁寧に向き合ってきた時間は、働き始めてからの迷いをきっと大きく支えてくれることになります。